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文献詳細

雑誌文献

medicina6巻2号

1969年02月発行

救急診療

頭部外傷患者の処置

著者: 藤本和男1

所属機関: 1東京労災病院脳神経外科

ページ範囲:P.128 - P.129

文献概要

 いろいろな意味から.重症頭部外傷ほど,first aidのもつ重要性の大きい疾患,障害はないだろう.時と場所を選ばず起こるこの外傷は,第一線医人の何ぴとも,好むと好まざるとにかかわらず直面せざるをえないのが現状である.筆者はここで,問題を意識障害を伴った頭部外傷に限定しようと思う.なんとなれば,意識が障害されない頭部外傷については,first aidは頭部打撲と同時に起こる頸深部の障害に対してのみ考慮をはらえばよく,さほど緊急重大さがないからである.頭部外傷患者を処置するには頭部外傷を知ることがなにより必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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