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文献詳細

雑誌文献

medicina6巻2号

1969年02月発行

文献概要

カラーグラフ

咽頭(のど)に所見のない咽頭痛

著者: 滝野賢一1

所属機関: 1聖路加国際病院耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.136 - P.137

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 のどが痛いというので,舌圧子を使って咽頭腔をよくみても、その訴えに相当するような所見がみられない場合がある.
 そのような時,私ども耳鼻咽喉科医は後鼻鏡や喉頭鏡を用いて,鼻咽腔(上咽頭腔)や喉頭腔,下咽頭腔をみることにしているが,そこに咽頭痛の原因となっている所見をみつける場合が少なくない.1-4図はそれらの所見を側視用の内視鏡でみながら撮影記録したものであるが,これほどの激しい所見がなくとも,その部に薬液を塗布すると,‘そこが痛いところです’という.大気汚染との関連も考慮される所見だが,日常臨床において留意したい1つの病型でもある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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