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文献詳細

雑誌文献

medicina6巻3号

1969年03月発行

文献概要

救急診療

小児の咳嗽発作

著者: 大谷敏夫1

所属機関: 1広大小児科

ページ範囲:P.248 - P.249

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咳嗽の概念・個体差・原因
 咳嗽というのは咽頭,気管,気管支などの気道粘膜に炎症があって,分泌物が生じた場合や,気管内に異物が入った場合などにこれを喀出する表めに会厭,肺,横隔膜,胸郭,腹筋などが協同して行なう不随意的,かつ反射的に起こる呼出運動である.
 この咳が2つ3つ散発的に出るようなものはここでは省略し,一般に,ときどき集中的にあるしは突然爆発的に次々に連続して起こり,これがおさまるとあとしばらくはぜんぜん認められない時期をおいて,また,同様の強いけいれん性の咳嗽が連続して起こってくるという状態をくり返すようなものを咳嗽発作とよんでいる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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