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文献詳細

雑誌文献

medicina6巻3号

1969年03月発行

略語の解説 15

5-HT-ICSH

著者: 阿部正和1

所属機関: 1慈恵医大内科

ページ範囲:P.251 - P.251

文献概要

5-HT
 5-hydroxytryptamine(a vasoconstrietor principle)トリプトファンの中間代謝産物の1つで,セロトニン,あるいはエンテラミンとも呼ばれる.とくに脳・神経系に多く含まれている.また血小板にも多く,出血にさいして血小板がこわれるとセロトニンが放出され,局所の血管を強く収縮させる.このように,セロトニンには血管収縮作用があるために,高血圧とも関係があると考えられている.セロトニンは,さらに5-ヒドロキシインドール酢酸(5-HIAA:5-hydroxyindole-aceticacid)に酸化されるが,これは悪性腫瘍のとき,尿中へ多量に排泄されるといわれている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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