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カラーグラフ
食道鏡検査
著者: 近藤台五郎1 遠藤光夫2
所属機関: 1東京女子医大消化器病センター内科 2東京女子医大消化器病センター外科
ページ範囲:P.256 - P.257
文献購入ページに移動現在の国産の食道ファイバースコープは,撮影写真では,レンズ系でのものに比べやや劣るが,その柔軟性のほかに,先端の屈曲効果があるので1)視野の盲点がほとんどない,2)接眼部で像を拡大視できるので常に微細診断ができる,3)照明は鏡外光源よりライトガイドファイバーを用い導けるので安全である.4)同時に撮影・生検・細胞診などを併用できる,などの長所をもっている.検査の禁忌については,硬性食道鏡に比べ,はるかに少なくなっているが,胸部大動脈瘤.重症心疾患,急性腐蝕性食道炎には,十分注意しなければならない.以下,症例を供覧するが,これは硬性撮影用食道鏡によるフィルムである.
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