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治療のポイント
妊娠と予防接種
著者: 森山豊1
所属機関: 1東芝中央病院
ページ範囲:P.409 - P.411
文献購入ページに移動妊婦接種は慎重に
妊娠中でも,各種感染症の予防,特に流行時とか海外旅行のときなどには,予防接種の必要なことがある.
このような場合,母体に対する副作用とともに,胎児に対する影響も考慮せねばならない.妊娠によって母体の抵抗力は低下するので,もし罹患すると病状が重くなりがちであり,また胎児にはまだ免疫性はなく,妊娠末期に至って,はじめて母体から移行した抗体が証明される程度であるから,胎児感染をおこして,流早死産や先天異常の原因となることもある.
妊娠中でも,各種感染症の予防,特に流行時とか海外旅行のときなどには,予防接種の必要なことがある.
このような場合,母体に対する副作用とともに,胎児に対する影響も考慮せねばならない.妊娠によって母体の抵抗力は低下するので,もし罹患すると病状が重くなりがちであり,また胎児にはまだ免疫性はなく,妊娠末期に至って,はじめて母体から移行した抗体が証明される程度であるから,胎児感染をおこして,流早死産や先天異常の原因となることもある.
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