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治療のポイント
ステロイドの効かないネフローゼ症候群
著者: 東条静夫1
所属機関: 1千葉大第1内科
ページ範囲:P.416 - P.417
文献購入ページに移動 ネフローゼ症候群とは,周知のごとく,高度の蛋白尿(1日3.5g以上),低蛋白血症(血清総蛋白量6.0g/100ml以下),とくに低アルブミン血症(血清アルブミン量3.0g/100ml以下)を必須条件とし,その他多くの場合に高脂血症(血清総コレステロール量250mg/100 ml以上)および浮腫を認め,尿沈渣中に多数の卵円型脂肪体,重屈折性脂肪体を検出する症候群である.
したがって,これら症状を呈するものに,多くの疾患があげられているが,日常の臨床でもっともしばしば経験するものは,腎に原発する一次性ネフローゼ症候群である.
したがって,これら症状を呈するものに,多くの疾患があげられているが,日常の臨床でもっともしばしば経験するものは,腎に原発する一次性ネフローゼ症候群である.
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