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複雑な問題をはらんだ"CO中毒"—第42回日本産業医学会総会から
著者: 木島昂
所属機関:
ページ範囲:P.420 - P.420
文献購入ページに移動 3月28口から4日間,福岡市で開催された産業医学会総会では,輝かしい産業開発に並行し発展しなくてはならない産業医学の悩みともいうべき諸問題が爼上にのった."産業医不足","公害","コンピューターの導入"などのシンポジウムをはじめ,161題の一般講演がその内容である.総会会長・倉恒匡徳教授(九大公衆衛生学)に直接インタービューしたところでは,"本総会に発表される内容はいずれも世界的レベルのものです.ただコンピューターについては導入がおくれているので理解しやすい初歩的段階の話にとどめた.これにより情報交換と整理,人事管理などの面において産業医不足が少しでもカバーできよう.また,学会としては中小企業界の未開拓分野をすっかり整理しようという方針です"と語った.
ことに,26日から先行した日本衛生学会総会の最終日が28日にあたるところから,28日午後に開催された2大総会合同シンポジウム"CO中毒"に注目が集まった.もちろん,三井三池の炭塵爆発事故の総ざらいともいうべきこのシンポジウムには,地元県開催という意味もあり,労使問題を含めた複雑な内容が興味の焦点となつている.
ことに,26日から先行した日本衛生学会総会の最終日が28日にあたるところから,28日午後に開催された2大総会合同シンポジウム"CO中毒"に注目が集まった.もちろん,三井三池の炭塵爆発事故の総ざらいともいうべきこのシンポジウムには,地元県開催という意味もあり,労使問題を含めた複雑な内容が興味の焦点となつている.
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