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統計
医師1人当たり1日の診療患者数
著者: 菅沼達治1
所属機関: 1厚生省統計調査部
ページ範囲:P.492 - P.492
文献購入ページに移動 厚生省では,医療施設を利用する患者の量を把握し,病類・受療の種類・治療費の支払方法などの観点からその実態を明らかにするために,毎年7月のある水曜日に,全国の病院の1/10,診療所の1/100について"患者調査"を行なっています.ここではこの調査によって,医師は1日にどのくらいの患者を診療するかをみてみましょう.なお,病院は精神・結核・伝染病院を除く一般病院であり,表と図には看護婦の取り扱い患者数も付記しました.
表のとおり,総合病院では17.7人ですが,その他の病院では約20人多い37.2人となっていて、両者の間にはかなりの開きがみられます.しかし,入院:外来の比は,両者とも1:1.6前後であります.一般病院全体として医師1人当たりの取り扱い患者数の年々の動きをみると図のとおりで,昭和36年以後は20人を越えてやや増加をみせており,42年は26.6人となっています.数値をかかげることは省略しましたが,病床の規模による差はあまりみられません.しかし,規模が大きくなるにつれて,当然のことながら外来患者に対する入院患者の比は大きくなってきます.
表のとおり,総合病院では17.7人ですが,その他の病院では約20人多い37.2人となっていて、両者の間にはかなりの開きがみられます.しかし,入院:外来の比は,両者とも1:1.6前後であります.一般病院全体として医師1人当たりの取り扱い患者数の年々の動きをみると図のとおりで,昭和36年以後は20人を越えてやや増加をみせており,42年は26.6人となっています.数値をかかげることは省略しましたが,病床の規模による差はあまりみられません.しかし,規模が大きくなるにつれて,当然のことながら外来患者に対する入院患者の比は大きくなってきます.
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