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文献詳細

雑誌文献

medicina6巻5号

1969年05月発行

文献概要

治療のポイント

突発性発疹症(exanthema subitum, roseola infantum)

著者: 村田文也1

所属機関: 1東京都立母子保健院小児科

ページ範囲:P.555 - P.556

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 突発性発疹症は実地医家が日常しばしば遭遇する疾患である.年齢的には生後4カ月ないし1年の乳児に多い.突然発熱し,3-4日間高熱が続いたあと分利状に下熱するとともに麻疹様の発疹を呈する.発疹後再び発熱することはない,発疹は2-3日で消退し,色素沈着を残さない.下痢を伴うことがあり,まれに痙攣を起こすこともあるが,一般に予後良好である.
 筆者は外来で患児を隔離しているが,伝染力は麻疹や水痘に比べてはるかに弱いので隔離は不要という考えも成り立つであろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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