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サルモネラと腸炎ビブリオ
著者: 善養寺浩1
所属機関: 1東京都立衛生研究所細菌部
ページ範囲:P.730 - P.730
文献購入ページに移動 わが国における細菌性食中毒の代表的な原因菌は表題の2つの細菌であろう.発生頻度,症状の重さにおいて最近の赤痢よりさらに重要視される.
チフス・パラチフス菌に代表きれるサルモネラ属に包含される菌型は,1965年現在のKauffmann-White抗原表に集録されているものでも,45のO群に分けられ,962型に達しており,現在では1000型をはるかに越えている.このほかに,サルモネラ属に類縁というより同一属とみなすほうが妥当と思われるアリゾナの34型がある.アリゾナを含めサルモネラは病原性から,
チフス・パラチフス菌に代表きれるサルモネラ属に包含される菌型は,1965年現在のKauffmann-White抗原表に集録されているものでも,45のO群に分けられ,962型に達しており,現在では1000型をはるかに越えている.このほかに,サルモネラ属に類縁というより同一属とみなすほうが妥当と思われるアリゾナの34型がある.アリゾナを含めサルモネラは病原性から,
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