icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina6巻7号

1969年07月発行

文献概要

阪大・阿部内科 研修医のためのWard Conference・7

体質性過ビリルビン血症—ビリルビン代謝を中心に

著者: 阿部裕1 川越裕也2 鎌田武信1 垣下栄三1 山野睦三1 椋田知行1

所属機関: 1阪大阿部内科 2阪大中検

ページ範囲:P.809 - P.814

文献購入ページに移動
 阿部 黄疸は従来,肝前症(溶血性および非溶血性),肝性(肝細胞性および肝内胆管性),および肝後性(閉塞性)と大別されてきたが,近年ビリルビン代謝の詳細や黄疸患者のビリルビン代謝異常に関して多くの新知見がえられ,これに伴って黄疸発生機序も,ビリルビン代謝を基礎として細胞レベルで理解されるようになってきた.今日は体質性黄疸を話題として,ビリルビン代謝とその観点よりみた黄疸の発生機序についての考え方を整理してみよう.
 山野 症例は次ページの表1のとおりです.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?