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文献詳細

雑誌文献

medicina6巻8号

1969年08月発行

文献概要

グラフ

眼底のみかた

著者: 溝部昉1

所属機関: 1慈恵医大阿部内科

ページ範囲:P.853 - P.855

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眼底検査の必要性と診断的価値は,螢光眼底撮影法の真に急速なる普及発達により,いやがうえにもあがってきた.そして高血圧症や動脈硬化症に伴う全身的病変度と眼底所見とは,かなりの程度で平行している,一方,糖尿病も種々の原因により,40歳以上で約10%といわれるほどになってきたが,その約40%に糖尿病性網膜症の合併がみられ,糖尿病の重症度と関係なく,全身管理が良好の場合にも,しばしば網膜症が発生し,しかも失明する場合もありうることはともに眼底へ意をそそがねばなるまい.さて,螢光撮影法は一種の血管造影法であり,無血性Biopsyであり,眼底諸血管の機能検査法でもある.(100ページ「他科との話合い」参照)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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