文献詳細
文献概要
診断のポイント
生化学検査に及ぼす溶血の影響
著者: 玄番昭夫1
所属機関: 1群大中検
ページ範囲:P.876 - P.878
文献購入ページに移動溶血血清とは
臨床検査で溶血血清とは採血以後の人工的に作られた血清のことをいっている.肉眼的に溶血とわかるのは,血清100ml中にHb量が20-30mg含まれているときで,これを微溶血といい,実際上この程度であるとほとんどの測定に干渉しない.しかし50-100mgHb/血清100ml以上の軽・中等度溶血が起きると,もはやその影響は無視できないものとなる.
臨床検査で溶血血清とは採血以後の人工的に作られた血清のことをいっている.肉眼的に溶血とわかるのは,血清100ml中にHb量が20-30mg含まれているときで,これを微溶血といい,実際上この程度であるとほとんどの測定に干渉しない.しかし50-100mgHb/血清100ml以上の軽・中等度溶血が起きると,もはやその影響は無視できないものとなる.
掲載誌情報