文献詳細
文献概要
負荷試験=方法と評価
負荷心電図
著者: 岸本道太1
所属機関: 1国立東京第一病院循環器科
ページ範囲:P.954 - P.956
文献購入ページに移動二重負荷試験(Master)の目的と方法
負荷心電図試験の方法には運動負荷試験,酸素欠乏試験など数多くの種類があるが,一般に最も広く用いられているものはMaster1)2)3)の階段試験で,特に最近ではその二重負荷試験(double two step test)であるので,これについて述べる.
負荷心電図試験の目的は1)労作狭心症で発作時の心電図変化をとらえがたく,また非発作時の心電図が正常な場合に誘発試験として行なうことと,2)狭心症発作のまったくない,いわゆる無症状の冠不全(silent coro-nary insufficiency)を発見することである.また,最近では心筋硬塞その他の冠不全,心不全のリハビリテーションにおいて運動量を定めるために用いられる.
負荷心電図試験の方法には運動負荷試験,酸素欠乏試験など数多くの種類があるが,一般に最も広く用いられているものはMaster1)2)3)の階段試験で,特に最近ではその二重負荷試験(double two step test)であるので,これについて述べる.
負荷心電図試験の目的は1)労作狭心症で発作時の心電図変化をとらえがたく,また非発作時の心電図が正常な場合に誘発試験として行なうことと,2)狭心症発作のまったくない,いわゆる無症状の冠不全(silent coro-nary insufficiency)を発見することである.また,最近では心筋硬塞その他の冠不全,心不全のリハビリテーションにおいて運動量を定めるために用いられる.
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