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文献詳細

雑誌文献

medicina6巻9号

1969年09月発行

文献概要

治療のポイント

眠剤の種類と使い方

著者: 田縁修治1

所属機関: 1関東逓信病院精神科

ページ範囲:P.1014 - P.1015

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不眠は精神・身体的疾患の症状
 眠剤はいうまでもなく不眠に対して用いられる薬剤である.不眠にもいろいろな性質のものがあり,完全な不眠はむしろ少なく,実際にはある程度眠っていながら,寝つきの悪いこと,唾眠の浅いこと,夜半の覚醒や睡眠時間の不足を訴えるものが多い.なかには相当長時間眠っていながら,主観的には睡眠不足を訴えるものもある.元来,睡眠時間は個体差・年齢・習慣などにも影響され,何時間眠れば正常であるという基準はないが,成人でだいたい6時間の睡眠が得られれば,日常の活動には全くさしつかえないと思われる.
 不眠の原因にも種々あって,むしろ不眠はほとんどなんらかの精神的・身体的疾患の症状であると考えてよい,すなわち,

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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