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目で見る臨床検査シリーズ カラーグラフ
骨髄穿刺検査法
著者: 寺田秀夫1
所属機関: 1昭和大臨床病理
ページ範囲:P.1019 - P.1021
文献購入ページに移動骨髄は全身骨格の髄腔に分布し,年齢によりその造血の程度も変化し乳幼児では全身の骨髄はすべて造血を営んでいるが,6歳くらいより長管状骨はしだいに脂肪髄fatty marrowに変化し,16-18歳になると赤色髄は脊柱・肋骨・上腕骨ならびに大腿骨の躯間に近いほうの1/2に限局してくる(図1).しかし貧血が進行すると脂肪髄も赤色髄に変化するが,乳幼児では正常時でも全骨髄が造血を営んでいるので,予備力に乏しく,容易に骨髄外造血extramedullary hematopoiesisを起こしやすい.
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