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書評
—長野 広之 著—ジェネラリストのための内科診断キーフレーズ
著者: 原田拓1
所属機関: 1練馬光が丘病院総合救急診療科総合診療部門
ページ範囲:P.97 - P.97
文献購入ページに移動 著者の長野広之先生は,現在,日本病院総合診療医学会若手医師部会副代表,日本プライマリ・ケア連合学会若手医師部門病院総合医チーム2代目代表を務められています.キャリアとしては上田剛士先生のいらっしゃる洛和会丸太町病院で研鑽を積まれた後,現在は在宅臨床をしつつ京大大学院医療経済学分野の博士課程で研究に邁進され,SNSでも積極的に情報を発信されているという,臨床も教育も研究もすべてできる,まさにこれからの総合診療医を牽引される先生です.こうしたバックグラウンドから生み出される,アウトプット特集,腎盂腎炎特集,在宅医療×病院特集と,現場最前線で臨床に取り組む医師の琴線に触れる雑誌特集企画を連発されている長野先生の著書が面白くないわけがない,ということで読ませていただきました.
本書は医学書院の総合臨床誌『medicina』で好評を博した鑑別診断の連載企画が基になっており,一言で言うと,「即日で鑑別診断能力の数も質も向上する」,そんな構成に思えました.さまざまな診断カンファレンスで無双の強さを示す長野先生が,その経験から導き出された「数多ある情報から診断につながる特異的な情報をピックアップする」という視点で執筆された,日常診療で役立つ内容になっています.
本書は医学書院の総合臨床誌『medicina』で好評を博した鑑別診断の連載企画が基になっており,一言で言うと,「即日で鑑別診断能力の数も質も向上する」,そんな構成に思えました.さまざまな診断カンファレンスで無双の強さを示す長野先生が,その経験から導き出された「数多ある情報から診断につながる特異的な情報をピックアップする」という視点で執筆された,日常診療で役立つ内容になっています.
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