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文献詳細

雑誌文献

medicina60巻1号

2023年01月発行

文献概要

連載 主治医の介入でこれだけ変わる! 内科疾患のリハビリテーション・17 疾患別リハビリ・運動療法の実際

摂食嚥下障害

著者: 上月正博12

所属機関: 1公立大学法人山形県立保健医療大学 2東北大学

ページ範囲:P.184 - P.191

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 超高齢社会を迎え,日常診療のなかで摂食嚥下障害の対応に苦慮する場面が増えている.摂食嚥下障害は,日常の診療で身近な問題であるにもかかわらず,その対応を学ぶ機会はなかなかない.本稿では,摂食嚥下を専門としない医療者にも役に立つ摂食嚥下障害に対する生活期のリハビリテーション(以下,リハビリ)・運動療法を解説する.

参考文献

1)日本呼吸器学会 医療・介護関連肺炎(NHCAP)診療ガイドライン作成委員会:医療・介護関連怖炎診療ガイドライン,メディカルレビュー社,2012 https://minds.jcqhc.or.jp/docs/minds/NHCAP/CPGs2011_NHCAP.pdf(2022年10月閲覧)
2)Giuliano C, et al:Are proton pump inhibitors associated with the development of community-acquired pneumonia? A meta-analysis. Expert Rev Clin Pharmacol 5:337-344, 2012
3)隅谷 政,田鳥文博:摂食嚥下障害.日本リハビリテーション医学教育推進機構,他(監修),久保俊一,水間正澄(総編集),生活期のリハビリテーション医学・医療テキスト.pp 171-176,医学書院,2018
4)國枝顕二郎,藤島一郎:嚥下障害.上月正博(編):あなたも名医! 日常診療に取り入れよう! 継続できる内科疾患のリハビリ・運動療法,pp 143-153,日本医事新報社,2022
5)大熊るり,他:摂食・嚥下障害スクリーニングのための質問紙の開発.日摂食嚥下リハ会誌6:3-8, 2002
6)武原 格,安保雅博:摂食嚥下障害に対するリハビリテーション診療の実際.日本リハビリテーション医学教育推進機構,他(監修),久保俊一,三上靖夫(総編集),回復期のリハビリテーション医学・医療テキスト.pp 114-119,医学書院,2020
7)小口和代,他:機能的嚥下障害スクリーニングテスト「反復唾液嚥下テスト」(the repetitive saliva swallowingtest:RSST)の検討(2)妥当性の検討.リハ医37:383-388, 2000
8)戸原 玄,他:Videofluorographyを用いない摂食・嚥下障害評価フローチャート.日摂食嚥下リハ会誌6:196-206, 2002
9)Kunieda K, et al:Reliability and validity of a tool to measure the severity of dysphagia;The Food Intake LEVEL Scale.J Pain Symptom Manage 46:201-206, 2013
10)日本脳卒中学会 脳卒中ガイドライン委員会:脳卒中治療ガイドライン2021,協和企画,2021
11)Bath PM, et al:Swallowing therapy for dysphagia in acute and subacute stroke. Cochrane Database Syst Rev 10:CD000323, 2018
12)浜松市リハビリテーション病院:“藤島式”嚥下体操セット http://www.hriha.jp/section/swallowing/gymnastics/(2022年10月閲覧)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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