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増大号特集 患者さんの質問にどう答えますか?—言葉の意味を読み解きハートに響く返答集 そもそも論
Question 6 どういう状態になったら「死んだ」と言えるのですか?
著者: 今永光彦1
所属機関: 1奏診療所
ページ範囲:P.1781 - P.1783
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「死んだ」という状態は,医学的な見地から言うと,呼吸・心臓・脳の全機能が完全に停止して生き返ることが不可能な状態のことを指します.死亡診断をする際には,医師は聴診器で呼吸と心臓が止まっていることを確認します.また,脳の全機能が停止していることを確認するために目にライトを当てて瞳孔が開いていること,光に対する反応がないことを確認します.医師はこれら3つの確認を行って「死んだ」と診断します.
「死んだ」という状態は,医学的な見地から言うと,呼吸・心臓・脳の全機能が完全に停止して生き返ることが不可能な状態のことを指します.死亡診断をする際には,医師は聴診器で呼吸と心臓が止まっていることを確認します.また,脳の全機能が停止していることを確認するために目にライトを当てて瞳孔が開いていること,光に対する反応がないことを確認します.医師はこれら3つの確認を行って「死んだ」と診断します.
参考文献
1)澤井 敦:「社会的死」と法.法の社会学62:110-122, 2005
掲載誌情報