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増大号特集 患者さんの質問にどう答えますか?—言葉の意味を読み解きハートに響く返答集 診療編 〈診察・検査〉
Question 27 レントゲン写真って,なんで体の中が見えるのですか?
著者: 朝日公一1
所属機関: 1江北駅前おひさま内科・小児科
ページ範囲:P.1836 - P.1839
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レントゲン写真はX線が体内の組織や構造に吸収され,異なる組織の密度や厚さにより,吸収度が変化し,それが写真上で陰影として現れます.骨はX線をよく吸収するため白く,肺や軟部組織はあまり吸収しないため暗く映ります.これにより,内部の骨や臓器,異常な影,病変などが視覚的に捉えられます.症状や疾患の評価のためレントゲン写真を撮影します.
レントゲン写真はX線が体内の組織や構造に吸収され,異なる組織の密度や厚さにより,吸収度が変化し,それが写真上で陰影として現れます.骨はX線をよく吸収するため白く,肺や軟部組織はあまり吸収しないため暗く映ります.これにより,内部の骨や臓器,異常な影,病変などが視覚的に捉えられます.症状や疾患の評価のためレントゲン写真を撮影します.
参考文献
1)International Commission on Radiological Protection:ICRP Publication 87 Managing Patient Dose in Computed Tomography https://www.icrp.org/publication.asp?id=ICRP%20Publication%2087(2023年6月閲覧)
2)Han C, et al:Tips and tricks to improve CNN-based chest x-ray diagnosis;A survey. Medical Imaging and Information Science 38:73-75, 2021
3)Lee PW:The plain X-ray in the acute abdomen;A surgeon's evaluation. Br J Surg 63:763-766, 1976
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