文献詳細
増大号特集 患者さんの質問にどう答えますか?—言葉の意味を読み解きハートに響く返答集
診療編 〈診察・検査〉
文献概要
ひとまず返答
がんの検査にはいろいろとありますが,すべての検査が必要なわけではありません.自覚症状,過去の病歴,現在の病気,家族歴,生活習慣(喫煙や飲酒,職業など)などに基づいて,適切な検査を受けることが推奨されます.また,どんな検査を受けるかは,目的によっても異なります.一般的な検査は,がんのスクリーニング検査,症状に基づく検査,がんのリスクに基づく検査です.現在自覚症状はないけれど,がんが心配な方は,有効性が確立した対策型がん検診を受けることが推奨されます.わが国では,市区町村が行う住民健診が該当します.対象となっていたら,定期的にがん検診を受けましょう.
がんの検査にはいろいろとありますが,すべての検査が必要なわけではありません.自覚症状,過去の病歴,現在の病気,家族歴,生活習慣(喫煙や飲酒,職業など)などに基づいて,適切な検査を受けることが推奨されます.また,どんな検査を受けるかは,目的によっても異なります.一般的な検査は,がんのスクリーニング検査,症状に基づく検査,がんのリスクに基づく検査です.現在自覚症状はないけれど,がんが心配な方は,有効性が確立した対策型がん検診を受けることが推奨されます.わが国では,市区町村が行う住民健診が該当します.対象となっていたら,定期的にがん検診を受けましょう.
参考文献
1)厚生労働省:がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針: https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000059992.pdf(2023年7月閲覧)
2)日本乳癌学会:乳癌診療ガイドライン2022年版 疫学・予防 BQ13乳癌家族歴は乳癌発症のリスク因子となるか? https://jbcs.xsrv.jp/guideline/2022/e_index/bq13/(2023年7月閲覧)
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