icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina60巻12号

2023年11月発行

文献概要

特集 内科医が遭遇する皮膚疾患フロントライン—「皮疹」は現場で起きている! 実践ケーススタディ よく遭遇する皮膚の困りゴト

四肢に「赤い発疹」が出た—上気道炎治療後に出現した両側下腿の発疹

著者: 松村裕1

所属機関: 1大阪大学大学院医学系研究科医学専攻情報統合医学講座皮膚科学

ページ範囲:P.2051 - P.2054

文献購入ページに移動
症例情報 40代女性.一般事務職.2週間前に感冒症状と38℃台の発熱があったためかかりつけ内科を受診したところ,上気道炎と診断され,解熱鎮痛薬と抗菌薬を処方された.1週間後の再診時には解熱し,上気道症状も改善したため内服を終了した.しかし,3日前より両側下腿に疼痛を伴う皮疹が出現し(図1),37℃台の発熱と関節痛も出現したため再診した.
検査値 WBC:9,460/μL(好中球75.6%),CRP:3.3mg/dL,抗ストレプトリジン-O抗体(ASLO):450U/mL,リウマトイド因子:陰性,A群溶血性レンサ球菌(初診時咽頭培養):陽性

参考文献

1)清水宏:あたらしい皮膚科第3版,中山書店,2018
2)谷川瑛子:多型紅斑.佐藤伸一,他(編):今日の皮膚疾患治療指針第5版,pp 381-384,医学書院,2022
3)日本皮膚科学会(編):実践! 皮膚病理道場2 バーチャルスライドでみる炎症性/非新生物性皮膚疾患[Web付録付],医学書院,2018
4)谷川瑛子:結節性紅斑.佐藤伸一,他(編):今日の皮膚疾患治療指針第5版,pp 384-386,医学書院,2022

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら