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特集 内科医が遭遇する皮膚疾患フロントライン—「皮疹」は現場で起きている! 各論 内科医が診る皮膚疾患:初期対応とコンサルテーション
皮膚カンジダ症・脂漏性皮膚炎—間擦部位の紅斑なら前者,脂漏部位の紅斑なら後者を想起
著者: アマデアル亜琵1
所属機関: 1茨城県立中央病院・茨城県地域がんセンター皮膚科
ページ範囲:P.2125 - P.2127
文献購入ページに移動82歳女性.1カ月前から足趾間の紅斑と瘙痒を自覚して皮膚科を受診した.右第1足趾間に浸軟した鱗屑を伴う紅斑があった(図1).検鏡にて多数の糸状菌と胞子の集塊を認め,皮膚カンジダ症と診断された.
症例2
66歳男性.1年前から顔の赤みと痒みを自覚して皮膚科を受診した.眉間〜両眉部,両鼻翼脇〜両頰に淡黄色の鱗屑を付す紅斑があった(図2).皮疹の分布と性状から,脂漏性皮膚炎と診断された.
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