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文献詳細

雑誌文献

medicina60巻12号

2023年11月発行

文献概要

連載 明日から主治医! 外国人診療のススメ・8

多文化社会での周産期管理の工夫と課題:ネパール人の産科診療を中心に

著者: 古川誠志1

所属機関: 1河北総合病院産婦人科

ページ範囲:P.2178 - P.2182

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CASE
以下は,妊娠糖尿病と診断されたネパール人妊婦と医師,通訳の産科外来での会話である.
医師)アニタさん,検査で妊娠糖尿病と診断されました.
通訳)तपाईलाईगर्भकालीनमधुमेहभएकोपत्तालागेकोथियो
アニタさん(ネパール人妊婦))मैलेकेगर्नुपर्छ?
通訳)「どうすればいいですか?」と言ってます.
医師)アニタさん,ご自身の血糖値を測りつつ,まずは食事の内容を見直しましょう.
通訳)तपाईंकोआफ्नैरगतमाचिनीमापनगर्दा, पहिलेतपाईंकोआहारकोसामग्रीसमीक्षागरौं

参考文献

1)田村太郎:外国人コミュニティとの共生—これまでの経緯とこれからの期待.日立財団Webマガジン「みらい」VOL. 3 https://www.hitachi-zaidan.org/mirai/03/paper/pdf/Tamura_treatise.pdf(2023年8月閲覧)
2)訪日ラボ:【外国人が多く住む自治体トップ50】コロナ影響か新宿区は激減 川口市が首位に.2023 https://honichi.com/news/2021/04/30/zairyugaikokujinsu/(2023年8月閲覧)
3)衣川元章,他:日本人とネパール人のHFD児発症に関する母体因子.東京産婦会誌71:464-469, 2022
4)多文化医療サービス研究会—RASC(ラスク):ママとあかちゃんのサポート https://rasc.jp/momandbaby/(2023年8月閲覧)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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