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特集 一般医家のための—DOAC時代の心房細動診療 心房細動の薬物治療と管理
DOAC使用中の出血はどうする?
著者: 矢坂正弘1 橋口良也1 風川清2
所属機関: 1福岡脳神経外科病院脳血管内科 2福岡脳神経外科病院脳神経外科
ページ範囲:P.2300 - P.2303
文献購入ページに移動◎直接作用型経口抗凝固薬(DOAC)療法中の中等度〜重度の出血では一般的な止血処置に加えて,DOACの休薬と中和薬の投与を行う.
◎軽度の出血であっても重要臓器(脳や網膜など)の出血ではDOACの休薬と中和薬の投与を考慮する.
◎トロンビン阻害薬のダビガトラン(プラザキサ®)の中和はイダルシズマブ(プリズバインド®)で行う.
◎Ⅹa阻害薬のリバーロキサバン(イグザレルト®),アピキサバン(エリキュース®),エドキサバン(リクシアナ®)の中和はアンデキサネットアルファ(オンデキサ®)で行う.
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