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文献詳細

雑誌文献

medicina60巻2号

2023年02月発行

文献概要

特集 慢性疾患診療のお悩みポイントまとめました—高血圧からヘルスメンテナンスまで COPD

患者に禁煙してもらうにはどうしたらいいですか?

著者: 豊田喜弘1

所属機関: 1福島県立医科大学地域・家庭医療学講座

ページ範囲:P.303 - P.306

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Point
◎禁煙はCOPD患者に対する必須の治療介入であるが,禁煙に消極的または拒否的な患者は少なくない.
◎禁煙に消極的な患者へ動機づけ面接法で介入すると,抵抗感を高めずに動機を引き出していくことができる.
◎禁煙指導は決して一筋縄にいくものではないが,医療者自身のコミュニケーションスキルやレジリエンスを高める絶好の機会である.

参考文献

1)日本呼吸器学会 COPDガイドライン第5版作成委員会:COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン第6版,p86,メディカルレビュー社,2022
2)White W, Miller W:The use of confrontation in addiction treatment history, science and time for change. Counselor 8:12-30, 2007
3)ウィリアム・R・ミラー,ステファン・ロルニック(著),原井宏明(監訳):動機づけ面接〈第3版〉上,p4,星和書店,2019
4)Lindson N, et al:Motivational interviewing for smoking cessation. Cochrane Database Sys Rev 2015:CD006936, 2015
5)北田雅子,磯村 毅:医療スタッフのための動機づけ面接法 逆引きMI学習帳,p86,医歯薬出版,2016
6)北田雅子:禁煙の心理学(2)動機づけ面接法.日本禁煙学会:禁煙学改訂4版,pp147-151,南山堂,2019,
7)日本禁煙学会 禁煙治療と支援委員会:医療用禁煙補助薬欠品状況における外来禁煙治療の手引き2022年9月版,2022 http://www.jstc.or.jp/uploads/uploads/files/essay/20220924_4.pdf(2022年10月閲覧)
8)宮田靖志:プライマリ・ケア現場の不確実性・複雑性に対処する.日プライマリケア連会誌37:124-132, 2014
9)Nutt D, et al:Development of a rational scale to assess the harm of drugs of potential misuse. Lancet 369:1047-1053, 2007
10)ウィリアム・R・ミラー,ステファン・ロルニック(著),原井宏明(監訳):動機づけ面接〈第3版〉上,p291,星和書店,2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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