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連載 治らない咳,どう診る・どう処方する?・14【最終回】
肺がんの咳嗽・喀痰
著者: 中島啓1
所属機関: 1亀田総合病院呼吸器内科
ページ範囲:P.410 - P.413
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・肺がん患者の咳嗽では,まず肺がん進行に伴う合併症の有無(中枢気道狭窄,がん性胸膜炎,がん性リンパ管症,閉塞性肺炎など)を評価する.
・次に感染性肺炎,薬剤性肺障害,放射線肺炎の可能性を考慮する.
・最後に,COPD,間質性肺炎などの並存疾患,慢性咳嗽の原因となる他疾患の可能性を考える.
・いずれにも当てはまらなければ対症療法の強化を行う.
・肺がん患者の咳嗽では,まず肺がん進行に伴う合併症の有無(中枢気道狭窄,がん性胸膜炎,がん性リンパ管症,閉塞性肺炎など)を評価する.
・次に感染性肺炎,薬剤性肺障害,放射線肺炎の可能性を考慮する.
・最後に,COPD,間質性肺炎などの並存疾患,慢性咳嗽の原因となる他疾患の可能性を考える.
・いずれにも当てはまらなければ対症療法の強化を行う.
参考文献
1)Kocher F, et al:Longitudinal analysis of 2293 NSCLC patients;A comprehensive study from the TYROL registry. Lung Cancer 87:193-200, 2015
2)日本呼吸器学会 薬剤性肺障害の診断・治療の手引き第2版作成委員会:薬剤性肺障害の診断と治療の手引き第2版 2018.メディカルレビュー社,2018
3)Akinosoglou KS, et al:Infectious complications in patients with lung cancer. Eur Rev Med Pharmacol Sci 17:8-18, 2013
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