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特集 令和の脳卒中ディベート10番勝負—脳卒中治療ガイドライン2021とその先を識る 令和の脳卒中事情
脳卒中対策の基本となる登録事業と脳卒中データバンク
著者: 和田晋一1 吉村壮平2 古賀政利2
所属機関: 1国立循環器病研究センター情報利用促進部 2国立循環器病研究センター脳血管内科
ページ範囲:P.564 - P.567
文献購入ページに移動◎脳卒中対策では現状把握(基礎データ)に基づく対策と進捗管理が重要であるが,悉皆性の高い基礎データがない.
◎「脳卒中と循環器病克服第二次5ヵ年計画」ではJ-ASPECTS,日本脳卒中データバンク(JSDB),一次脳卒中センター年次診療実績報告などを基盤としてわが国の脳卒中医療の礎となる登録システムの確立を目指している.
◎JSDBは1999年から20年以上にわたって全国規模で行っている脳卒中患者個票の登録事業である.
◎悉皆性の高い登録事業を実現するためには「脳卒中と循環器病登録等の推進に関する法律」(仮称)の制定が必要であろう.
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