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文献詳細

雑誌文献

medicina60巻3号

2023年03月発行

文献概要

特集 令和の脳卒中ディベート10番勝負—脳卒中治療ガイドライン2021とその先を識る 読者の識りたいに応える

テネクテプラーゼの開発動向

著者: 長尾毅彦1

所属機関: 1日本医科大学武蔵小杉病院脳神経内科

ページ範囲:P.582 - P.585

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Point
◎テネクテプラーゼは遺伝子組み替えによりアルテプラーゼよりも半減期が延長したため単回静注が可能で,さらに強いフィブリン親和性を実現している.
◎世界的にはテネクテプラーゼが脳梗塞超急性期血栓溶解療法の主流になりつつある.
◎テネクテプラーゼは現時点ではわが国で使用可能になる見通しが立っていない.

参考文献

1)De Jong MJ, Sabadie-Garretson W:Tenecteplase;A promising new fibrinolystic agent. Dimens Crit Care Nurs 20:19-23, 2001
2)Persons M, et al:A randomized trial of tenecteplase versus alteplase for acute ischemic stroke. N Engl J Med 366:1099-1107, 2012
3)Kawano H, et al:Tenecteplase versus alteplase for large vessel occlusion recanalization(T-FLAVOR);Trial protocol. Eur Stroke J 7:71-75, 2022

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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