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増刊号 探求!マイナーエマージェンシー Ⅻ.マイナーエマージェンシーのエコー活用術
こんなところにも超音波②小さい外傷編—X線を撮る前に使えるとイイね!
著者: 小淵岳恒1
所属機関: 1福井大学医学部附属病院救急部・総合診療部
ページ範囲:P.309 - P.313
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●肋骨骨折は打撲にて生じることが多いが,高齢者では軽微な理由(くしゃみなど)でも生じるため,内科外来に「胸痛」で受診することもある.
●肋骨骨折の診断においてCT検査は最も有効であるが,基本的には臨床診断になることが多く,X線検査で見逃すことが多い.
●内科医(整形外科非専門医)であっても,胸部の痛いところにちょっとエコープローブを当てるだけでその場で診断が可能である.
●肋骨骨折は打撲にて生じることが多いが,高齢者では軽微な理由(くしゃみなど)でも生じるため,内科外来に「胸痛」で受診することもある.
●肋骨骨折の診断においてCT検査は最も有効であるが,基本的には臨床診断になることが多く,X線検査で見逃すことが多い.
●内科医(整形外科非専門医)であっても,胸部の痛いところにちょっとエコープローブを当てるだけでその場で診断が可能である.
参考文献
1)Rainer TH, et al:Comparison of thoracic ultrasound, clinical acumen, and radiography in patients with minor chest injury. J Trauma 56:1211-1213, 2004
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