文献詳細
特集 臨床医からみたPOCT
日常診療とPOCT 〈外来診療〉
文献概要
Point
◎溶連菌・アデノウイルス迅速検査は特異度は高いが,感度は検体採取方法や微生物量に依存する.
◎両検査ともに,陰性であっても感染を否定できるわけではない.
◎アデノウイルス迅速検査では,キットにより検体検出方法が異なり,また検出可能項目数によりコストも異なる.
◎溶連菌感染が疑われ,抗菌薬投与が考慮される場合には,POCTを用いるとよい.
◎小児もしくは小児と接触のある成人の長引く(4日以上)咽頭炎症状をみたら,POCTを検討する.
◎溶連菌・アデノウイルス迅速検査は特異度は高いが,感度は検体採取方法や微生物量に依存する.
◎両検査ともに,陰性であっても感染を否定できるわけではない.
◎アデノウイルス迅速検査では,キットにより検体検出方法が異なり,また検出可能項目数によりコストも異なる.
◎溶連菌感染が疑われ,抗菌薬投与が考慮される場合には,POCTを用いるとよい.
◎小児もしくは小児と接触のある成人の長引く(4日以上)咽頭炎症状をみたら,POCTを検討する.
参考文献
;A meta-analysis. Pediatrics 134:771-781, 2014
2)南波広行:アデノウイルス感染症.耳鼻展望51:456-461, 2008
3)山本舜悟:かぜ診療マニュアル 第2版,日本医事新報,2017
4)厚生労働省:抗微生物薬適正使用の手引き 第2版.2019 https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000573655.pdf(2022年12月閲覧)
5)小児呼吸器感染症診療ガイドライン作成委員会:小児呼吸器感染症診療ガイドライン2022,協和企画,2019
. Arch Intern Med 172:847-852, 2012
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