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文献詳細

雑誌文献

medicina60巻6号

2023年05月発行

文献概要

特集 Common diseaseの処方箋ファイル—臨床経過から学ぶ20症例

CASE 4 COPD—重喫煙歴がある73歳男性

著者: 倉原優1

所属機関: 1国立病院機構近畿中央呼吸器センター臨床研究センター感染予防研究室

ページ範囲:P.824 - P.829

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73歳男性
現病歴 数年前から息切れがあったが病院を受診していない.衣服を着替えるだけで息切れを感じるようになり(修正MRC息切れスケールグレード4),自宅に閉じこもりがちになったため来院した.過去数年間で救急受診・入院歴はない.

参考文献

1)日本呼吸器学会COPDガイドライン第6版作成委員会:COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン2022[第6版],日本呼吸器学会,2022[国内のCOPD診療で活用されている日本呼吸器学会のガイドラインである]
2)Chen H, et al:Association of inhaled corticosteroids with all-cause mortality risk in patients with COPD;A meta-analysis of 60 randomized controlled trials. Chest 163:100-114, 2023[10万人以上のCOPD患者を組み入れたメタアナリシス.トリプル吸入療法による死亡リスクの低下について報告されている]
3)Jenkins CR, et al:The effect of low-dose corticosteroids and theophylline on the risk of acute exacerbations of COPD;The TASCS randomised controlled trial. Eur Respir J 57:2003338, 2021[中等症〜超重症COPD患者を,低用量テオフィリン+プレドニゾロン,低用量テオフィリン+プラセボ,プラセボ+プラセボにランダム化割り付けした試験.年間COPD増悪率に有意差はみられなかった]
≧50 mmHgだったというドイツの報告]

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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