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文献詳細

雑誌文献

medicina60巻6号

2023年05月発行

文献概要

特集 Common diseaseの処方箋ファイル—臨床経過から学ぶ20症例

CASE 18 アレルギー性鼻炎—生来健康な32歳男性

著者: 中山梨絵1 正木克宜2 若林健一郎3

所属機関: 1川崎市立川崎病院耳鼻咽喉科 2慶應義塾大学医学部内科学(呼吸器) 3慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.912 - P.918

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32歳男性
現病歴 生来健康,特記すべき既往歴や内服薬はない.数年前から2〜4月にかけて鼻汁,鼻閉,くしゃみ,眼のかゆみが出現する.他の季節にはこれらの症状は出現しない.これまでは薬局で抗アレルギー薬や点鼻薬を購入して対応していたが,風が強い日などには症状が残ってしまうことも多かった.今年も2月末から症状が出始め,3月に入ったところで症状が増悪傾向のため,原因検索と治療を希望し近医の内科診療所を受診した.

参考文献

1)松原 篤,他:鼻アレルギーの全国疫学調査2019(1998年,2008年との比較);速報—耳鼻咽喉科医およびその家族を対象として.日耳鼻123:485-490, 2020
2)日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会:鼻アレルギー診療ガイドライン2020年版(改訂第9版),ライフ・サイエンス,2020
3)大久保公祐,馬場廣太郎:システイニルロイコトリエン受容体1拮抗薬モンテルカストナトリウムの通年性アレルギー性鼻炎に対する12週間長期投与試験.臨医薬23:879-888, 2007
4)Carlson G, et al:Pollen food allergy syndrome(PFAS);A review of current available literature. Ann Allergy Asthma Immunol 123:359-365, 2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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