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特集 整形外科プライマリ・ケア—内科医が知りたい整形外科疾患のすべて 各医療機関の立場から 〈中核病院・大学病院の立場から〉
大学病院の整形外科医の立場から—病診連携を考える
著者: 石井秀明1 池上博泰1
所属機関: 1東邦大学医療センター大橋病院整形外科
ページ範囲:P.992 - P.995
文献購入ページに移動◎軽微な外傷エピソードのなかにも手術的治療を必要とする骨折などが潜んでいることがある.骨脆弱性を有する高齢者だけでなく若年者でも注意が必要である.
◎紹介してから受診・治療開始までのスピード感を考慮すると,外傷エピソードがある症例の紹介先は急患への対応が可能な外傷センターを有する大学病院,あるいは手術的治療が可能な中小病院が望ましい.
◎大病院(中核病院や大学病院)と中小病院・診療所の間で紹介・逆紹介の循環が円滑に行われることで,それぞれの特性を活かした効率の良い医療が提供できる可能性がある.
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