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文献概要
特集 整形外科プライマリ・ケア—内科医が知りたい整形外科疾患のすべて ここまでやりたい,処置や手技
関節穿刺
著者: 田島康介1
所属機関: 1東京女子医科大学附属足立医療センター整形外科
ページ範囲:P.1002 - P.1006
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◎関節穿刺では,シリンジで陰圧をかけながら愛護的に刺入することで,針先が関節内に到達すると内容物が吸引される.
◎正常な関節では数ccの関節液が存在するのみで,通常は穿刺で吸引できない.
◎関節液の貯留により関節痛を発している場合は吸引による関節内圧の減弱により疼痛は直ちに大きく改善され,また内容物の性状や色調により診断に大きく寄与する.
◎膝関節穿刺は内科医もぜひ習得しておきたい手技である.
◎関節穿刺では,シリンジで陰圧をかけながら愛護的に刺入することで,針先が関節内に到達すると内容物が吸引される.
◎正常な関節では数ccの関節液が存在するのみで,通常は穿刺で吸引できない.
◎関節液の貯留により関節痛を発している場合は吸引による関節内圧の減弱により疼痛は直ちに大きく改善され,また内容物の性状や色調により診断に大きく寄与する.
◎膝関節穿刺は内科医もぜひ習得しておきたい手技である.
参考文献
1)田島康介:救急整形外傷学,医学書院,2022
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