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特集 整形外科プライマリ・ケア—内科医が知りたい整形外科疾患のすべて 主訴別編
腰が痛い
著者: 土肥透1
所属機関: 1東京女子医科大学整形外科
ページ範囲:P.1050 - P.1053
文献購入ページに移動●時間や活動性に関係のない腰痛→悪性腫瘍や感染,解離性大動脈瘤や内臓疾患を疑う.
●発熱を伴う腰痛→化膿性脊椎炎,腸腰筋膿瘍(p.1136「化膿性脊椎炎・腸腰筋膿瘍」を参照),腎盂腎炎などを疑う.
●がん,ステロイド治療などの既往→転移性脊椎腫瘍や骨粗鬆症性脊椎圧迫骨折(p.1124「脊椎の骨折」を参照)を疑う.
●重篤な神経症状を伴う腰痛→重症の馬尾神経障害を疑う.
上記徴候がある場合は,画像検査や血液検査を実施し,必要に応じて整形外科など専門の医療機関を紹介することを心がける.
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