文献詳細
特集 整形外科プライマリ・ケア—内科医が知りたい整形外科疾患のすべて
主訴別編
文献概要
中高年の患者から「膝が痛い」との訴えを聞いたときに,まず頭に浮かぶのは年齢的な変化によって発症する変形性膝関節症のための痛みであろう.しかし,膝関節の所見として見逃してはいけないのは,
●膝関節の発赤・熱感(→化膿性膝関節炎・偽痛風・痛風などの炎症性疾患を疑う)
●全身の発熱(→化膿性膝関節炎を疑う)
●荷重ができないほどの疼痛(→骨折を疑う)
などで,画像検査や血液検査で異常所見の有無を確認し,速やかに整形外科を紹介すべきとなる症候である.
●膝関節の発赤・熱感(→化膿性膝関節炎・偽痛風・痛風などの炎症性疾患を疑う)
●全身の発熱(→化膿性膝関節炎を疑う)
●荷重ができないほどの疼痛(→骨折を疑う)
などで,画像検査や血液検査で異常所見の有無を確認し,速やかに整形外科を紹介すべきとなる症候である.
参考文献
1)Ogden JA, Southwick WO:Osgood-Schlatter's disease and tibial tuberosity development. Clin Orthop Relat Res 116:180-189, 1976
掲載誌情報