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文献詳細

雑誌文献

medicina60巻7号

2023年06月発行

特集 整形外科プライマリ・ケア—内科医が知りたい整形外科疾患のすべて

主訴別編

下腿が痛い

著者: 田島康介1

所属機関: 1東京女子医科大学附属足立医療センター整形外科

ページ範囲:P.1078 - P.1084

文献概要

 「下腿が痛い」という患者の訴えを聞いたときに見逃すと危険な徴候(危険信号:red flag)は,以下の3つである.
●下腿全体の変形(→骨折を疑う)
●下腿の著明な腫脹(→石のように硬いときはコンパートメント症候群を想起)
●下腿の熱感,発赤だけでなく,バイタルサインの異常(→壊死性軟部組織感染症を疑う)
以上を確認し,当てはまるようなら画像検査や採血を行い,必要に応じて医療機関を紹介することをためらってはいけない.

参考文献

1)田島康介:救急整形外傷レジデントマニュアル第2版,医学書院,2018
2)堀 進悟(監),田島康介(編):マイナー外科救急レジデントマニュアル,医学書院,2016
3)内田淳正(監),中村利孝,他(編):標準整形外科学 第11版,医学書院,2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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