文献詳細
特集 整形外科プライマリ・ケア—内科医が知りたい整形外科疾患のすべて
主訴別編
文献概要
※本稿での「小児」は,自分で明確に症状を訴えることができない年齢(およそ就学前まで)を言う.
小児は自分の症状を正確に訴えることができない.保護者が「手首を痛がってます」と言っていても,診察すると肘を痛がっていたり,保護者が「足首を痛がります」と言っていても,診察すると実は股関節を痛がっていたり,ということは日常的に体験する.患児の主訴が何であるかを,保護者の発言に惑わされずに丁寧に診察することが肝要である.
小児は自分の症状を正確に訴えることができない.保護者が「手首を痛がってます」と言っていても,診察すると肘を痛がっていたり,保護者が「足首を痛がります」と言っていても,診察すると実は股関節を痛がっていたり,ということは日常的に体験する.患児の主訴が何であるかを,保護者の発言に惑わされずに丁寧に診察することが肝要である.
参考文献
1)田島康介:救急整形外傷レジデントマニュアル第2版,医学書院,2018
2)田島康介:救急整形外傷学,医学書院,2022
3)内田淳生(監),中村利孝,他(編):標準整形外科学 第11版,医学書院,2011
掲載誌情報