文献詳細
特集 整形外科プライマリ・ケア—内科医が知りたい整形外科疾患のすべて
疾患編
文献概要
Point
◎脊椎骨は受傷初期には単純X線写真による診断が困難なことがある.確定診断においてはCTやMRIによる画像診断が必要になることがある.
◎各脊椎骨折には典型的な受傷機転を有することが多く,受傷機転の問診は重要である.
◎各脊椎骨折は保存加療において専用の装具が必要になることが多く,骨折を確認できれば整形外科に紹介する必要がある.
◎脊椎骨折において麻痺が生じているかを診断することが重要である.
◎脊椎骨折の部位にかかわらず,神経麻痺が生じている症例では緊急手術の適応になる可能性がある.その際は脊椎外科医のいる高次機能病院へ即時に転送する必要がある.
◎脊椎骨は受傷初期には単純X線写真による診断が困難なことがある.確定診断においてはCTやMRIによる画像診断が必要になることがある.
◎各脊椎骨折には典型的な受傷機転を有することが多く,受傷機転の問診は重要である.
◎各脊椎骨折は保存加療において専用の装具が必要になることが多く,骨折を確認できれば整形外科に紹介する必要がある.
◎脊椎骨折において麻痺が生じているかを診断することが重要である.
◎脊椎骨折の部位にかかわらず,神経麻痺が生じている症例では緊急手術の適応になる可能性がある.その際は脊椎外科医のいる高次機能病院へ即時に転送する必要がある.
参考文献
1)中村利考(監),井樋栄二(編):標準整形外科学 第13版,医学書院,2017
2)岩崎幹季:脊椎脊髄病学 第3版,金原出版,2022
3)伊藤達雄,他(編):臨床脊椎脊髄医学,三輪書店,1996
掲載誌情報