文献詳細
文献概要
連載 ERの片隅で・3
異常な正常血圧
著者: 関根一朗1
所属機関: 1湘南鎌倉総合病院【湘南ER】
ページ範囲:P.1146 - P.1147
文献購入ページに移動 静かに降り始めた雨を見て、研修医たちが出勤時に傘を持ってこなかったことを嘆いている。そんななか、ER内で救急搬送を告げるアナウンスが流れた。「5分後、救急車入ります。45歳男性 意識障害。仕事中に意識障害をきたし救急要請。現在、左片麻痺と右共同偏視あり、血圧108/65、脈拍95…」
救急隊からホットラインで伝えられた傷病者情報の記載用紙を見た研修医は「脳卒中だな」と言ってNIHSS(脳卒中重症度スケールの1つ)を復習し始めた。
救急隊からホットラインで伝えられた傷病者情報の記載用紙を見た研修医は「脳卒中だな」と言ってNIHSS(脳卒中重症度スケールの1つ)を復習し始めた。
参考文献
Ikeda M, et al:Using vital signs to diagnose impaired consciousness;Cross sectional observational study. BMJ 325:800, 2002
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