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特集 浮腫と脱水—Q&Aで学ぶジェネラリストのための体液量異常診療 体液量異常の診断
浮腫の病態生理
著者: 門多のぞみ1 長浜正彦1
所属機関: 1聖路加国際病院腎臓内科
ページ範囲:P.1202 - P.1205
文献購入ページに移動◎細胞外液浮腫は毛細血管濾過量の過剰により起こる.
◎毛細血管濾過量は,①毛細血管壁の透過性の増加,②毛細血管静水圧の上昇,③間質液静水圧の低下,④毛細血管内の血漿硬質浸透圧の低下,⑤間質液膠質浸透圧の上昇,により増加する.
◎リンパ浮腫はリンパ管の機能不全により生じ,感染や外科手術が原因となる.
◎浮腫を防ぐ安全因子として間質液静水圧,間質の膠質浸透圧が関与している.
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