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文献詳細

雑誌文献

medicina60巻8号

2023年07月発行

文献概要

特集 浮腫と脱水—Q&Aで学ぶジェネラリストのための体液量異常診療 体液量異常の診断

輸液をすれば終了? 脱水の鑑別診断

著者: 加藤規利1

所属機関: 1名古屋大学医学部附属病院腎臓内科

ページ範囲:P.1206 - P.1209

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Point
◎脱水とは細胞外液量の欠乏した状態を指す.
◎体内の水分は体重の約60%を占め,40%が細胞内液,20%が細胞外液となる.輸液を行うのは細胞外液のうちの,1/3を占める血管内に行うことになる(血漿としては1/4).
◎脱水には3つのタイプがあり,血清Na濃度やその他の電解質濃度,尿張度,体重の変化やバイタルサインなどを参考に,治療中も脱水補正速度,輸液の種類を再検討する.

参考文献

1)伊藤貞嘉:腎疾患のとらえかた,文光堂,2003
2)飯野靖彦:ひと目でわかる輸液,メディカル・サイエンス・インターナショナル,2013
3)Vaidya C, et al:Management of hyponatremia;Providing treatment and avoiding harm. Cleve Clin J Med 77:715-726, 2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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