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特集 浮腫と脱水—Q&Aで学ぶジェネラリストのための体液量異常診療
体液量異常の診断
文献概要
Point
◎体の約60%は水分(体液)で細胞内液:間質液:血漿=8:3:1の関係が成り立つ.
◎脱水症には細胞外液量の欠乏(volume depletion),細胞内液量の欠乏(dehydration)の2通りがある.
◎細胞外脱水(volume depletion)と細胞内脱水(dehydration)では生じる症状が異なり,前者は循環不全症状,後者は神経精神症状であるが,両者の混在も起こりうる.
◎細胞外/内液のどちらが欠乏しているかを判断し,それぞれが補充されるよう適切な輸液を選ぶ必要がある.
◎体の約60%は水分(体液)で細胞内液:間質液:血漿=8:3:1の関係が成り立つ.
◎脱水症には細胞外液量の欠乏(volume depletion),細胞内液量の欠乏(dehydration)の2通りがある.
◎細胞外脱水(volume depletion)と細胞内脱水(dehydration)では生じる症状が異なり,前者は循環不全症状,後者は神経精神症状であるが,両者の混在も起こりうる.
◎細胞外/内液のどちらが欠乏しているかを判断し,それぞれが補充されるよう適切な輸液を選ぶ必要がある.
参考文献
1)柴垣有吾:より理解を深める! 体液電解質異常と輸液,中外医学社,2005
2)柴垣有吾:輸液のキホン,日本医事新報社,2010
3)長沼 司,小板橋賢一郎:体液と輸液の生理を振り返る.メディカル朝日3:16-18, 2015
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