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文献概要
連載 ERの片隅で・5
コスパの良い主訴
著者: 関根一朗1
所属機関: 1湘南鎌倉総合病院【湘南ER】
ページ範囲:P.1528 - P.1529
文献購入ページに移動 外は蒸し暑いのに、病院の中は夏もひんやりとしている。ERの診察室を覗くと、半袖半ズボンの患者を、上着を羽織った研修医が診察している。服装のギャップが不思議な光景である。
診察を終えた研修医が関根のところに駆け寄り、救急外来を受診した患者についてプレゼンを始めた。「30歳男性、主訴は食思不振です。朝から嘔気があり、腹痛や倦怠感も出てきたようです。夜になり、食思不振で夕食を摂れないのを心配した家族に連れられて受診しました。食思不振の鑑別として考えたのは…」
診察を終えた研修医が関根のところに駆け寄り、救急外来を受診した患者についてプレゼンを始めた。「30歳男性、主訴は食思不振です。朝から嘔気があり、腹痛や倦怠感も出てきたようです。夜になり、食思不振で夕食を摂れないのを心配した家族に連れられて受診しました。食思不振の鑑別として考えたのは…」
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