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文献詳細

雑誌文献

medicina61巻10号

2024年09月発行

文献概要

連載 ケースでみる 心理学×医療コミュニケーション!・4

行動の生起・維持のための支援—患者さんの言葉をヒントに変える

著者: 五十嵐友里12

所属機関: 1東京家政大学 人文学部 心理カウンセリング学科 2埼玉医科大学 総合医療センター メンタルクリニック

ページ範囲:P.1746 - P.1749

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これまでのおさらい
 これまで,「広義の認知行動療法」における患者理解が医療コミュニケーションに役立つことを説明し,そのキーポイントとして,①ミクロな問題理解,②マクロな問題理解,③協働的経験主義を挙げました.私たち医療者は患者さんの問題を解決するために,“行動”の生起と維持を患者さんに求めています.そのため,第3回では①ミクロな問題理解において,行動分析を用いて“行動”のしくみを理解したうえで,具体的な目標行動を設定する流れを紹介しました.それに引き続いて本稿では,設定した目標行動の振り返りをするときに,行動分析をどのように用い,それが何をもたらしてくれるのかについて話を進めます.

参考文献

1)中村菜々子:行動変容の臨床健康心理学-治療と予防の行動変容.心理学ワールド106:4-7, 2024
2)竹田伸也:認知行動療法による対人援助スキルアップ・マニュアル,遠見書房,2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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