文献詳細
文献概要
連載 ケースでみる 心理学×医療コミュニケーション!・4
行動の生起・維持のための支援—患者さんの言葉をヒントに変える
著者: 五十嵐友里12
所属機関: 1東京家政大学 人文学部 心理カウンセリング学科 2埼玉医科大学 総合医療センター メンタルクリニック
ページ範囲:P.1746 - P.1749
文献購入ページに移動これまで,「広義の認知行動療法」における患者理解が医療コミュニケーションに役立つことを説明し,そのキーポイントとして,①ミクロな問題理解,②マクロな問題理解,③協働的経験主義を挙げました.私たち医療者は患者さんの問題を解決するために,“行動”の生起と維持を患者さんに求めています.そのため,第3回では①ミクロな問題理解において,行動分析を用いて“行動”のしくみを理解したうえで,具体的な目標行動を設定する流れを紹介しました.それに引き続いて本稿では,設定した目標行動の振り返りをするときに,行動分析をどのように用い,それが何をもたらしてくれるのかについて話を進めます.
参考文献
掲載誌情報