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文献詳細

雑誌文献

medicina61巻12号

2024年11月発行

特集 消化器症候への実践的アプローチ

口腔および上部消化管

嚥下時痛—詳細な問診が疾患アプローチへの第一歩

著者: 舩坂好平1 廣岡芳樹1

所属機関: 1藤田医科大学医学部消化器内科学

ページ範囲:P.2087 - P.2091

文献概要

Point
◎基礎疾患および内服薬を正確に把握し,嚥下時痛の原因を考える.
◎症状が突然出現した場合は異物誤飲や熱傷などの外因性を考え,徐々に始まった場合は食道炎(逆流性,薬剤性,感染性など)や食道癌を念頭に鑑別を絞っていく.
◎原因検索として上部消化管内視鏡検査は有用であるが,症状が強い場合は穿孔,縦隔炎も考え,事前にCTで確認しておく.

参考文献

1)Hoffman RS, et al:Ingestion of caustic substances. N Engl J Med 382:1739-1748, 2020 PMID 32348645
2)日本消化器内視鏡学会(監),日本消化器科内視鏡学会卒後教育委員会(責任編集):消化器内視鏡ハンドブック,改訂第3版.医学図書出版,2024
3)藤城光弘(監):特集 食道疾患の診療.臨消内科37:979-1259, 2022

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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