icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina61巻2号

2024年02月発行

文献概要

特集 今どきの手技を見直し,医療処置でのトラブルを防ぐ—経験値ごとの気をつけるべき合併症や工夫

特集にあたって フリーアクセス

著者: 西垂水和隆1

所属機関: 1今村総合病院救急・総合内科(ER)

ページ範囲:P.210 - P.211

 『medicina』の読書層の多くは,いまさら手技に関して勉強するまでもなく日常的に手技をこなしているだろうし,あるいは最近ではもっぱら後輩に任せているかもしれない.私なども老眼に加えて関節まで痛くなっているので,最近やった手技といえば摘便くらいしか思い出せない.しかし実際は,とても手技をやりたい.ただ残念ながら声もかからない.研修医が最初に手技を行い,困難な場合には中堅が行う.中堅医師もできなかった場合にやっと私に回ってくるかと期待しているが,若干老眼がましな同僚がやってしまう.
 手技は成功すると気持ちいい.患者にはまだ何も治療していないのに,なぜかすでに達成感がある.一方で失敗すると一日中自信をなくし,医者も辞めたくなる.最も手技の成功率に寄与したものは,エコー検査だと思われる.今回の特集では,多くの手技にエコーガイド下での方法が紹介されていると気付かれるだろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら