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文献詳細

雑誌文献

medicina61巻2号

2024年02月発行

文献概要

特集 今どきの手技を見直し,医療処置でのトラブルを防ぐ—経験値ごとの気をつけるべき合併症や工夫 消化器系

ヘルニア治療—何か飛び出てます!…嵌頓かどうか?

著者: 上原悠也1

所属機関: 1上原クリニック

ページ範囲:P.356 - P.359

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Point
◎高齢者や嘔吐している患者の場合は,鼠径部までしっかり診察する.
◎鼠径部に硬い膨隆を発見したら,今まで鼠径ヘルニアの既往がなければ小腸壊死の可能性も考慮して,高次医療機関に紹介する.
◎鼠径ヘルニアを繰り返している場合は還納(非観血的整復)をトライする.押してダメなら引いてみる.
 
*本論文中、関連する動画を見ることができます(公開期間:2026年2月28日まで公開)。

参考文献

1)日本ヘルニア学会 ガイドライン委員会(編):鼠径部ヘルニア診療ガイドライン2015,金原出版,2015
2)伊藤康雄:疾病・疾患 鼠径ヘルニア嵌頓.救急集中治療20:1587-1591, 2008
3)梶本照穂,川中武司:そけいヘルニアおよび陰囊・精系水腫にたいするわれわれの治療方略.外科診療28:1465-1472, 1986
4)黒崎伸子:おもな救急疾患 ヘルニア嵌頓.小児診療64:2032-2036, 2001

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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